多汗症について
多汗症は、いつごろからかかるのでしょう。
多汗症を自覚する年齢は、早い人で小学入学以前だそうです。もちろん成人してから多汗症を自覚する人も多いようです。手の汗が異常に多いのは多汗症という病気だと知らずにすごしている人は意外に多いようです。
マスコミで最近、多汗症と言う言葉が使われ始め、またインターネットなどで多汗症の情報を得て、はじめて皮膚科に相談に来るという事例も報告されています。多汗症が保険で治療できる疾患として認定されていることを知る人も多いとはいえません。
多汗症の人に限らず、一日中てのひらの発汗は持続しています。でも多汗症の人はその汗の量が異常に多いのです。
多汗症の症状は様々です。人前での緊張で多量の汗がてのひらからでる多汗症もあります。多汗症の足の裏の発汗が恥ずかしくて、いつも靴下を履きっぱなしで素足になることができない人もいます。電車の切符を握っているだけで、多汗症のために手のひらに汗が噴出し、切符を持ったままではいられない、という人もいます。また、多汗症であることを他人にしられたくなくて、それがストレスとなり、日常生活が消極的になってしまうのも問題です。多汗症が悩みで、恋愛や結婚をあきらめてしまう人もいるということです。多汗症が遠因となって、引きこもりや登校拒否、出社拒否・五月病になってしまう場合もあります。
多汗症そのものは命にかかわる病気ではありませんが、精神的にいろいろなトラブルの元になっています。社会的にまだまだ多汗症への理解が広まっているとはいえないので、「たかが汗がですぎるだけのこと」を家族や友人に相談してもなかなか親身になって心配してはもらえないという事態になっています。